2000年04月01日(Sat) [長年日記] この日を編集
_ コンダラ日記(3) 〜よーやく引越完了〜
いいかげん、NTの話なんぞ書くのが面倒になってきた (--;)
ので,ざっとまとめる。
- VisualStudio 6 SP3 インストール
- 今までの環境のデータを新D:ドライブへ移行
「ボリュームセット」とやらのせいで旧環境からでないとドライブへアクセスできず,リブートやらなんやらで余分な時間を食わされる。ぷんすか - これまで作ってたソフトのコンパイル&動作確認。よっしゃ,大丈夫
- NT SP6a のインストール
- その他アプリのインストール
なにはさておきArchwayを入れて,NetscapeやらFireworksやらAcrobat ReaderやらSusieやらTeraTermやらjvimやらBecky!やらやらやらやら… - Becky!の環境設定をやり直して,ちゃんとメールの送受信ができることを確認
ほっ。
これでようやく引越し完了〜 (^▽^)/
と,ここまでで既に午後3時近く。ひー
あわててFPCDIYの4月分タイトル絵の直しにかかる ^^;
終わったのは午後7時過ぎ (_ _;)ばたっ
うぅ,今日はもう帰ろう…
ということで,月曜日にようやく本題に入るのであった ^^;
2000年04月03日(Mon) [長年日記] この日を編集
_ コンダラ日記(4) 〜インストール(1)〜
ようやく本題 :-)
インストールするのはセクションタイトルにもある通りKondara MNU/Linuxの1.1。
「コンダラ」といっても,「来ないだろ?」を意味する三河弁ではない (寒
最初の予定では,2月に某氏が送ってくれたCD-RからKondara 1.0をインストールし,1.1へアップグレードするつもりだった。
ところが,ちょうど準備を始めた3/31,帰宅すると彼から新たにKondara 1.1のCD-Rが届いていた! なんというタイミングの良さ!!!
しかも,1.1用のKondara-Zoo等の関連パッケージも一緒に…
彼の心配りに,心底感動したのは言うまでもない。まさに,
「俺は今、猛烈に感動しているっっっ」
状態。
# many thanks m(_ _)m > だぶる☆えっち さん
さて,まずはNT上のディスクアドミニストレータで,不要になったNTFSパーティションをViking IIからサクっと消す。
うははは。ざまみろ (^▽^) ← (変
インストールするPCはCD-ROMブートが可能なので,インストールディスクは作らず,CD-Rをそのままドライブへつっこんでリブートする。
リブート後,初期画面でそのままEnter。
Xベースのインストーラがちゃんと立ち上がるかどうか不安だったが無事起動し,順調に作業が進む。
インストール時に設定する項目の詳細は,あちこちのWebや雑誌記事等でも紹介されるだろうから割愛し,ここではインストールの方針をまとめておく
- ブート時のOS切り替えにはNT loaderを使う
- Shade for Linuxを入れるつもりなので,デスクトップ環境としてKDEも入れる(普段はGNOME)
- パーティション構成は以下の通り:
/dev/sda1: swap (125MB)
/dev/sda2: / (約4GB)
/dev/sda3: /home (約2GB)
/dev/sda4: /usr/local (約2GB)
順調に進んだインストールではあったが、多少の問題 ^^; も起きた。
次回はそれらについてまとめる (って,続けてすぐ書くんだけど :-)
_ コンダラ日記(5) 〜インストール(2)〜
ここでは、インストール中に経験したトラブルと自分の間抜けぶり(泣)をまとめる。
(1) Xの設定の際にビデオメモリがちゃんと認識されなかった
第1回で書いたように,インストールしたPCにはメモリ8MBのFireGL 1000 Proが組み込まれている。
で,ビデオチップ(Permedia2)はちゃんと認識してくれたものの,メモリサイズを512KBと認識してくださった (火暴)
おかげでテスト表示しても解像度800x600にしかならない(色数は忘れた ^^;)
手動(?)で設定変更しようにも,インストーラではできない。ディスプレイは選択できるのになぁ (ぶつぶつ)
# ただ,ここでディスプレイの選択肢にDELLの純正ディスプレイ(D1226H)があったのには
# ちょっとだけ感動した ^^;
Anacondaのせいか…仕方ないので、インストール完了後に直すことにする。
が,ここで大間抜けをやらかす。
Xの設定をしようと設定プログラムを探したが見つからず,結局/etc/X11/XF86Configを直接編集して済ませたのだが,このとき,俺が探していたのはXF86Setupだった (火暴)
Kondara等のRedHat系ディストリビューションでのX設定用プログラムはXConfigurator…
Vine Linuxで経験済だったのにすっかり忘れてて,某氏に指摘されるまで全く気が付かなかった (T^T)
彼曰く:
「Slack系からRH系に乗り換えたときの罠にはまりましたね」
うう,悔しい ^^;
2000年04月07日(Fri) [長年日記] この日を編集
_ コンダラ日記(6) 〜インストール(3)〜
前回に引き続き,インストール中/直後に経験したトラブルと自分の間抜けぶりをまとめる。
(2) インストール中に設定したネットワーク情報がちゃんと反映されていなかった
インストール完了後のリブートの際,rskkservの起動に行ってしばらく帰ってこないという現象が発生。どうやら既知の問題(?)のようで,Kondara-users.ja MLにおいても同様の報告があった。
また,wdmが起動する設定としたにも関わらず立ち上がってこず,なぜかコンソールのまま。「???」と思いつつログインしてstartxを試みるも「ソケット接続できぃへん。もぉ立ち上がっとるでぇ」ってなエラーが帰ってくるのみ。
ひとまずデフォルトのrun levelを3にしてコンソールで起動するようにし,(1)の問題の解消を図ってからこちらへとりかかった。
上記MLへの投稿では「ネットワークの設定の問題だと思う」との話だったので,とりあえず/etc/hostsの内容を確認。
と,/etc/hostsの中身はなぜか以下のような感じになってしまっていた ^^;
127.0.0.1 foo.bar.co.jp localhost.localdomain localhost
修正前の状態を正確には覚えていないのだが,設定したIPアドレスはどこにもなく,設定したホスト名だけがloopbackの記述に埋め込まれていたのだ (火暴)
これを以下のように修正することにより,上記2つの問題はいずれも解決。無事Kondaraのかっちょいいログインダイアログを拝むことができたのだった
127.0.0.1 localhost
192.168.x.x foo.bar.co.jp foo
(3) GNOMEの文字化け
「さ、日本語環境の設定♪」
と、LANGをja_JP.ujisに設定したところGNOMEのメニュー等がいきなり文字化け(泣
これは単に,自分がsdrの存在を知らなかっただけ ^^; 阿呆 > 俺
sdrで設定したら,サクっと解決。
こうしてKondara上のNetscapeからこの日記の第1回*1を(back dateで ^^;)書きに走り,充実した環境に一人感動しまくったのであった。
そうそう,書き忘れていたが,NT loaderからのKondaraのブートはNT OS Loader + Linux mini-HOWTOを参考に,
- /パーティションへLILOインストール
- KondaraのBootDiskを作っとく
- BootDiskで起動し,/パーティションからブートセクタを取り出す
- C:へのコピー,boot.iniの編集
を経て無事実現できた。
*1 当時はさるさる日記にあった
2000年04月12日(Wed) [長年日記] この日を編集
_ mustangトラブル
久々に(もしかして転職後初めて?!)有給休暇を取る。
で、これまた久々に自宅のメインマシンである*1mustangをいじる。
勤務先でダウンロードしたJDK等の各種アーカイブを、MOからコピーしようとしたら…Win98SEがフリーズ。
あり?
ファイルを一つずつとか、フォルダ一つずつならば大丈夫なのだが、いくつかのフォルダをまとめてコピーしようとすると、とたんに固まる。
以前、ネットワーク経由でVAIOからmustangへファイルのコピーをすると固まる現象が発生してて、NICを怪しげな10/100 PCIのものからISA の3C509に変えたら直ったんだけど、実はこれ、NICだけの問題じゃなかったんだろうか…
このNICに関しては他にも、起動時にcorvette*2の共有ディレクトリを見つけられない等の怪しげな現象があって、3C509へ交換したら直ったんで、それ自体は正解だったんだが…。
現在MOはマザーにオンボードのAdaptec AIC-7880に繋いであるが、今度の土日あたりにDC-390に繋ぎかえて様子を見てみよう。
っちゅーことで、ジャンク箱から発掘せねば ^^; < DC-390
2000年04月15日(Sat) [長年日記] この日を編集
_ 続・mustangトラブル
MOからのファイルコピー中に固まってしまうメインマシンのmustang。
先日書いた通り、DC-390を入れて様子を見ることにした。
DC-390をPCIバスへ挿し、マザー上のAIC-7880のnarrow側コネクタに繋がってるSCSIケーブル(アクティブターミネータ付)をDC-390へ挿しかえる。
mustangを起動し、BIOSの設定でオンボードのAIC-7880を無効にする。SAVE CHANGES AND EXIT…んが、再起動しない?!
リセットスイッチを押してもダメ、電源を切って入れ直してもダメ。ビデオ信号さえ出力されず、ディスプレイがすぐに省電力モードになってしまう。
「SCSIどころかマザーそのものがおかしいんとちゃうか?!」
そういえばこのマザーに換えたばかりの頃、Win98SEをシャットダウンするとHDDへのフラッシュが終わる前に電源落とされて、次の起動で毎回scandiskされてた…いつの間にかこの現象はなくなったが、それはそれで気持ち悪いと思っていた。
元の持ち主は「WinNTでは調子よく動いてた」と言うんだけど…う〜ん…
頭を冷やす意味も兼ねて、電源のメインスイッチを切ってしばらく放っておく。
KENT 1で一服…(ぷはぁ)
電源のメインスイッチを入れて、も一度立ち上げてみる。
今度はちゃんと立ち上がる。
なんだこりゃ?!
Win98SEが立ち上がり、DC-390を検出。Win98SEのCDを要求される…CD-ROMドライブはSCSI接続だ(火暴)
こんなときも慌てず騒がず、サブマシンのcobraを立ち上げてLAN経由でcobraのCD-ROMドライブを使うことにする。
あぁ、ネットワークって便利
ところが、共有してあるはずのcobraのCDにアクセスできない?!
cobraからローカルでアクセスしようとするがそれもできない。
おいおい、cobraのCDまで壊れたか (--;)
一旦ejectして、も一度CDを入れたら読めるようになった。
一度クリーニングしてやらんといかんか。いや、いっそ交換した方が…
こうして無事DC-390のドライバを組込み、いよいよ肝心の動作確認。
MOからフォルダ20個分、約800個のファイル*1をローカルのHDD(IDE接続)へコピーする。
「コピーの準備をしています」
…そのまま固まりやがった (ーー;)
いよいよマザーが怪しくなってきたぞ。
う〜ん、どうするべ… σ(-_-;)
*1 中身は聞かないで :-)
_ 続続・mustangトラブル
「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」
…っちゅ〜ことで、マザーを交換することにした。
出費は痛いが、まともに使えないPCを抱えていても仕方がない。
この分は自動車税を夏茄子ギリギリまで滞納して補おう ^^;
VAIOでこれを書きながら、横でmustangをシャットダウン。
…「Windowsを終了しています」の画面のまま固まってる。
やっぱダメだ、こいつ (ーー;)
で、いつものデュアルコンピュータへ。
買ってきたのは、GIGABYTEのGA-BX2000+、16800円(税別)。うちでは初のBXマザー。
- DualBIOS搭載でBIOSのアップグレードも(ちょっとだけ)安心
- UATA-66対応で将来的の拡張性も(ちょっとは)安心
など、こいつを選んだもっともらしい理由があるにはある。が、本当の決め手は
基板が青くてきれいだったから
ケースに入っちゃえばマザーの色なんて分からんっちゅーのに ^^; > 俺
ついでに、カニさんマークのRTL8139搭載の10/100base NIC、AOpenのAON-325も買ってきた。2980円(税別)を2枚。
cobraには、2000.4.12分で書いた安物100base NICが今も入っており、起動時に共有ディレクトリを認識しないという症状が出ている。この際だから、mustangの3C509と一緒にこっちも入れ替えようというわけだ。これで直るといいんだが。
ちなむとこの新しいNIC、家へ帰って箱を開けてみたら、これまた青い基板でしたとさ :-D
さて、これからマザーボード交換。
はたしてMOのトラブルはどうなることか…
_ 続続続・mustangトラブル【完結編】
作業時間1時間弱ほどで、マザーをGA-BX2000+に交換完了。
さっそくmustangを起動する。
BIOSの設定を済ませ、SAVE CHANGES AND EXIT。
ほ〜ら、ちゃんと再起動するぢゃねーか。
Win98SEが立ち上がり、次々に新しいデバイスが認識されていく。
DC-390が再度認識され、またもWin98SEのCD-ROMを要求される。
さっきと同様にcobraのCDドライブをネットワーク経由で利用し、これまたさっきと同様に ^^; 最初はちゃんと読めない。やっぱ、DVD-ROMドライブかなんかに交換して…
一通りのデバイスドライバが組み込まれたところで再起動。
BIOSでDisableしたはずのUSBにIRQを取られて3C509が動作できていない以外は、正常に動いているようだ。
これでようやく、問題のMOの動作検証ができる。
先ほどと同じMOメディアから、同じ数のデータファイルをHDDの同じディレクトリへコピーする。
待つこと数分、何のエラーも起こさずにファイルコピー完了〜 \(^▽^)/
思い切ってマザーを交換したのは大正解だったようだ。
思えば、前のマザーにした直後から、
- WindowsのStart up画面からSVGAに切り替わるところでblack out
- →ビデオをASUS AGP-V3200(Voodoo Banshee)からMach64(VRAM 2MB)に交換
- 音を再生するとフリーズ
- →サウンドカード(YMF724チップ)を取り外す
- ネットワーク経由のファイルコピーでフリーズ
- →100/10base PCI NIC(AX88140チップ)を10base ISAの3C509に交換
- 今回のSCSIがらみのトラブル
…と、数え上げるとこのマザーには随分酷い目に遭わされて、その度に構成パーツがどんどん過去へ遡っている (--;) のが分かる。
「酷い目」なんて書くと譲ってくれた知人に失礼なのだが、彼曰く
「NTでは安定していた」
とのことだし、相性かどうかは分からんが98ではダメということだろう。
このマザーは、いずれWindows2000かLinuxあたりでもう一度試してやろうと思っている。
さて、とりあえずトラブルは解消した。
あとは今までに取り外した部品やその後に購入した部品を組み込んで、ちゃんと音も出てネットワークも速いマシンを復活させよう。
2000年04月17日(Mon) [長年日記] この日を編集
_ 続続続続・mustangトラブル【番外編】
ってなわけでこれまで眠ってた&新規に追加したパーツを組み込んで、mustangの構成は以下のようになった:
- M/B
- GIGABYTE GA-BX2000+
- CPU
- Pentium II 333MHz
- RAM
- 128MB
- HDD
- IBM DTTA-350840 (8GB EIDE) + Quantum FBST 3.2S (3.2GB SCSI)
- CD-ROM
- Cyberdrive製 24倍速 (SCSI)
- MO
- Konica OMD-7061 (640MB SCSI)
- VIDEO
- Leadtek WinFast 3D S325 (nVIDIA RIVA TNT2 M64, 32MB)
- SOUND
- メーカー不明 (YAMAHA YMF-724搭載)
- SCSI HA
- Tekram DC-390
- NIC
- AOpen AON-325 (RTL8139B搭載)
試しに、ちょっと前にダウンロードしてあったFord Raceなる車ゲームのデモ版を動かしてみる。
うははは、快適、快適。
これで、も少しメモリの量とCPU速度を上げれば、俺の用途には申し分ない。
でもでも、今に「Shade for Linuxで3D CG」ってなことも考えてるんで、そうなるとレンダリングの速度を上げるためにずっと速いCPUが欲しくなるかも ^^;
2000年04月18日(Tue) [長年日記] この日を編集
_ コンダラ日記(7) 〜Shade for Linux体験版〜
日経Linux 2000.5月号の付録についてた「Shade for Linux」体験版(以下、Shade)を、事務所PCのKondara 1.1にインストールしてみた。
RPMのパッケージになってるので、インストール自体はコマンド一発で楽勝。
ところで、Shadeの動作環境としては要KDE1.1なのだが、俺が普段使っているデスクトップ環境はGNOMEだ。
もちろん、ShadeをインストールしたときもGNOMEが動いてる状態。
いずれ製品を買ってインストールするつもりだったので、Kondaraを入れるときにKDEも入れてあるんだが、GNOME上でKDEアプリだって動くことだし、Shadeのためだけにログインし直すのも面倒 ^^; だったので、試しにそのままGNOME上から動かしてみた。
起動はコマンドラインから「shadedemo」と入力するだけ(体験版なので)。
おおっ、ちゃんと立ち上がるぢゃん。
でも、なんか妙に反応が呪い^H^H鈍い。
PenII 400MHzでこれじゃ、ちょっとあんまりだ。
GNOME上で動かしてるから?
ってことで結局ログインし直し、KDEの上でもう一度起動 ^^; ←間抜け
う…KDEならけっこー軽快に動く ^^;;;
サンプルのイルカのデータを読み込ませて、分散レイトレーシングでレンダリングさせてみる。
「体験版だからレンダリングイメージのサイズは480x480までだよ」とのメッセージが表示されるが、ちゃんとイルカ全体が入る範囲でレンダリングしてくれた。
あぁ、やっぱ時間がかかるなぁ…オマケに、妙に絵が荒いっちゅーかディザだらけ。
慌ててxdpyinfoしてみて、ここで初めて、Xの色深度設定が8bppになってたことに気が付く (_ _;) ←大間抜け
どーりで、自分のWebを見に行っても、妙に汚かったわけだ。
/etc/X11/XF86ConfigのDepth設定を16に直して(解像度1600x1200でも16bppならイケることはWinNTで確認済)Xを再起動。
も一度Shadeでレンダリングし直してみる。
お〜、きれいきれい (^▽^)
ただ、体験版ゆえ、レンダリングした画像の保存はできるが、Shade形式のデータは保存できない。
しばらくこいつで操作の勘をつかんでから、製品版を買いに行こう。
2000年04月26日(Wed) [長年日記] この日を編集
_ 素材集4000アクセス達成
ati's フリー Web 素材集のアクセス数が4000を超えました。
ご利用くださったみなさん、本当にありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。