2006年08月10日(Thu) [長年日記]
_ 難病の公費負担縮小へ パーキンソン病など2疾患
厚生労働省の特定疾患対策懇談会(座長・金沢一郎国立精神・神経センター総長)は9日、患者の医療費が公費負担されている45の特定疾患のうち、パーキンソン病と潰瘍(かいよう)性大腸炎について公費負担の適用範囲を縮小することを決めた。
(snip)特定疾患からは除外せず、公費負担の対象者の範囲を見直すことで一致した。
クローン病で公費負担を受けてる身としては,他人事じゃない。
患者数が5万人以上の特定疾患は、潰瘍性大腸炎(約8万人)、パーキンソン病(約7万3000人)、全身性エリテマトーデス(約5万2000人)。
とのことで,俺はクローン病の患者数も潰瘍性大腸炎に近いと思っていたので,改めて確認。
少し古いけど,難病情報センターのクローン病のページによれば2004年度に公費負担を受けた患者数が23,188人。俺が発症した1990年の約6000人(リンク先のグラフにて確認)から4倍近くに増えてる…。
最近は毎年約1500人ずつ増えてるそうだから,単純計算ではあと16年くらいで「患者数5万人未満」という基準から外れ,今回の2疾患と同様の見直し対象になる可能性が。
「ある程度年齢が高くなると,治っていく症例が多い」とか聞いてたけど,自分の状態を見る限りそれは期待薄。画期的な新薬や治療法が開発されるか,国の財政状況が改善して少しでも長く公費負担を受けられる期間が続くことを祈るしかないな。
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